昨日から解説を始めた「18年度介護報酬改定に関する審議
報告」の解説の続きです。
この文章の表現は、あっけないほど「平易」です。
けれど、この文章の意図するところは、恐ろしいほど「難解」です。
まるで一編の推理小説を読むような気がします。
裏の裏の裏の意味まで読み込まないと・・・・
こういう例えはどうでしょう?
もし、貴方が父親で、会社が倒産して、家計が破綻して、子供
の小遣いを減らすしか方法がないとしたら・・・・
でも、会社が倒産したことを子供に知られたくない。
なぜなら、それを知ってしまうと、子供が不安になって「投げやり」に
なってしまう。
あるいは、父親の威厳が守れなくなってしまう。
そんなとき、わたしなら子供にこういう意味もことを言います。
「お小遣いが多すぎては、君のためにならない」
「君たち子供は、一所懸命、運動や勉強をするのが、本分だ。
お小遣いを多く持つことは、自分を見失うことになるから、お父さん
は涙を飲んで、あえて、お小遣いを減らす」
あっけないほど「平易」な言葉でします。
恐ろしいほどの「現実」を隠すために。
さあ、「18年度介護報酬改定に関する審議報告」見て行きま
しょう。
『1.基本的な考え方
○ 平成18年度の介護報酬改定については、次のような基本的
な視点に立った改定を行うことが必要である。
(略)
(2)中重度者への支援強化
サービスの充実が求められている中重度者、とりわけ、在宅中重
度者に対する介護サービスについて、医療との連携を含め、充実を
図る。
また、施設や居住系サービスにおける重度化対応やターミナルケア
を含めた医療との連携の強化、機能分担の明確化を図る。
さらに、《難病やがん末期の患者》の在宅介護ニーズへの対応
など、専門的ケアの充実を図る。』
《難病やがん末期の患者》を介護保険に取り入れることは、メルマガ
228号から231号で詳しく解説した通りです。
http://pippin.livedoor.biz/archives/2005-12.html#20051214
現在、医療保険で対応している疾病のうちいくつかは今年4月か
らは、介護保険での対応にするということです。
すでに破綻してしまった国民健康保険の救済という側面が透けて
見えますが、受験生や現任のケアマネとしては、変更になった特定
疾患の名称を完全に理解しておく必要があります。
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
●編集後記●
昨日、配信した237号の日付が2005年になっていました。
「苦笑い」です。
「勘」が戻るのは、まだまだ先になりそうです。
コツコツ、頑張っていきますので・・・・・
それでは、また明日!!
See You!!
2006-01-02
2006-01-01
明けまして、おめでとうございます、237号。
明けまして、おめでとうございます。
発行が2週間以上も開きましたことをお詫びいたします。
かなりハードな勤務状況でした。
おまけに、年末特有の雑務も多く、メルマガの発行どころの騒
ぎではありませんでした。
1月いっぱいかけて、今年4月からの制度改正について書いて
いきます。
昨年の問題を見ていると、「過去問対策」のみの方には難しか
ったのではないでしょうか?
今年もこの傾向は続くと思います。
介護保険制度自体が大きく変わるのですから、介護保険制度の
要である介護支援専門員の試験も大きく変わると判断すべきで
す。
厚生労働省の website やWAM net を参考に「介護保険制度の改
正」について読み解いていきます。
平成17 年12 月13 日
社会保障審議会介護給付費分科会の内容の解説から実施します。
重要な箇所は《 》で括って後で解説します。
では、見ていきましょう。
『・(略)・短期間に集中的な議論を行ってきたところである
が、これまでの議論に基づき、平成18年度介護報酬改定に関
する基本的な考え方を以下のとおり取りまとめたので報告す
る。』とあります。
『1、基本的な考え方
○ 平成18年度の介護報酬改定については、次のような基本的な
視点に立った改定を行うことが必要である。
(1)制度の持続可能性の確保、効率的かつ適正なサービス提供
介護報酬の全体的な水準については、賃金・物価の動向等の昨
今の経済動向、介護事業経営実態調査の結果、保険財政の状況、
《平成17年度介護報酬改定等》を踏まえ、制度の持続可能性を
高め、保険料の負担をできる限り抑制する方向で、適正な水準
とすることが必要である。
さらに、将来的には介護予防の推進等により、できる限り保険
料水準の増大を抑えていくことが望まれる。
また、限られた財源を有効に活用するため、現行の各サービス
の介護報酬について、サービス提供の実態、サービスを利用す
る者や保険料を負担する者の視点も踏まえつつ、効率化・適正
化の観点から見直しを行う。』
《平成17年度介護報酬改定等》というのは、昨年10月に実施
された食費とホテルコストの利用者負担のことであろうと判断
できます。
現在、ユニット型ではない古いタイプの特養(つまり個室と多
床室の両方の居室のある特養)では、2種類のホテルコストが
あります。
これは昨年10月からのことです。
それ以前は個室であろうと多床室であろうと利用者の負担は同
じでした。
昨年10月以降は、利用者の負担は個室の方が大きくなりまし
た。
嘘のような話ですが、単位数は多床室の方が大きいんです。
ショートステイなどで、限度額いっぱい利用しようとすれば、
個室の方が長く利用できるんです。
例えば、要介護3の人の併設型短期入所生活介護費は、従来型
個室は748単位、多床室では830単位です。
嘘のような本当の話です。
そこまで、マニアックな知識は必要ないですが、昨年10月以
降はホテルコストと食費が完全に利用者負担になったことを覚
えておいてください。
以下は次号で解説します。
■━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━■
●編集後記●
しばらくぶりなので、「勘」が戻りません。
なんとかがんばって発行頻度を上げていきます。
それでは、また明日!!
See You!!
発行が2週間以上も開きましたことをお詫びいたします。
かなりハードな勤務状況でした。
おまけに、年末特有の雑務も多く、メルマガの発行どころの騒
ぎではありませんでした。
1月いっぱいかけて、今年4月からの制度改正について書いて
いきます。
昨年の問題を見ていると、「過去問対策」のみの方には難しか
ったのではないでしょうか?
今年もこの傾向は続くと思います。
介護保険制度自体が大きく変わるのですから、介護保険制度の
要である介護支援専門員の試験も大きく変わると判断すべきで
す。
厚生労働省の website やWAM net を参考に「介護保険制度の改
正」について読み解いていきます。
平成17 年12 月13 日
社会保障審議会介護給付費分科会の内容の解説から実施します。
重要な箇所は《 》で括って後で解説します。
では、見ていきましょう。
『・(略)・短期間に集中的な議論を行ってきたところである
が、これまでの議論に基づき、平成18年度介護報酬改定に関
する基本的な考え方を以下のとおり取りまとめたので報告す
る。』とあります。
『1、基本的な考え方
○ 平成18年度の介護報酬改定については、次のような基本的な
視点に立った改定を行うことが必要である。
(1)制度の持続可能性の確保、効率的かつ適正なサービス提供
介護報酬の全体的な水準については、賃金・物価の動向等の昨
今の経済動向、介護事業経営実態調査の結果、保険財政の状況、
《平成17年度介護報酬改定等》を踏まえ、制度の持続可能性を
高め、保険料の負担をできる限り抑制する方向で、適正な水準
とすることが必要である。
さらに、将来的には介護予防の推進等により、できる限り保険
料水準の増大を抑えていくことが望まれる。
また、限られた財源を有効に活用するため、現行の各サービス
の介護報酬について、サービス提供の実態、サービスを利用す
る者や保険料を負担する者の視点も踏まえつつ、効率化・適正
化の観点から見直しを行う。』
《平成17年度介護報酬改定等》というのは、昨年10月に実施
された食費とホテルコストの利用者負担のことであろうと判断
できます。
現在、ユニット型ではない古いタイプの特養(つまり個室と多
床室の両方の居室のある特養)では、2種類のホテルコストが
あります。
これは昨年10月からのことです。
それ以前は個室であろうと多床室であろうと利用者の負担は同
じでした。
昨年10月以降は、利用者の負担は個室の方が大きくなりまし
た。
嘘のような話ですが、単位数は多床室の方が大きいんです。
ショートステイなどで、限度額いっぱい利用しようとすれば、
個室の方が長く利用できるんです。
例えば、要介護3の人の併設型短期入所生活介護費は、従来型
個室は748単位、多床室では830単位です。
嘘のような本当の話です。
そこまで、マニアックな知識は必要ないですが、昨年10月以
降はホテルコストと食費が完全に利用者負担になったことを覚
えておいてください。
以下は次号で解説します。
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●編集後記●
しばらくぶりなので、「勘」が戻りません。
なんとかがんばって発行頻度を上げていきます。
それでは、また明日!!
See You!!
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